以前インプラント治療を行った場合はフッ素入りの歯磨き粉は使用をさけるように見解がでたことがありました。
フッ素がインプラントの骨に入る部分にあたるフィクスチャーというところを腐食させるとのことです。
勤務医のころからインプラントは随分治療させてもらいましたが、歯磨き粉が原因とでインプラントが腐食、それに伴うインプラントの歯周病(インプラント周囲炎)を経験したことがないので本当かな〜と思っていました。
今回日本口腔保健学会というところから見解がでました。
要点をまとめると
1 フッ素の濃度が高い状態で維持される試験管内など
の状態では起こり得るが実際の歯磨き粉のフッ素の濃度ではおこりえない。また唾液の中和がおこるためおこりえない。
2インプラントのほかに歯が残っている人はムシ歯の予防のために、むしろ積極的にフッ素いり歯磨き粉を使用すべき
とのことです。
歯科での見解は日々かわりますからアップデートが必要ですね。
この件はこれからもどういう見解になるかおっていこうと思います。
院長