口腔機能発達不全症
口腔機能発達不全症は、先天性の疾患などがない健常児において、食べる・話す・呼吸などの機能が十分に発達していない状態です。
このような症状はないですか?
- 食事の時にうまく噛めない、飲み込めない
- しゃべる時にうまく発音できない
- 口が常に開いている
- 寝ている時にいびきをかく
- 指しゃぶりがやめられない
- 爪をかむ
- 舌をかんでいる
- 歯並びが悪い
- 目に力がなく、口がへの字、顔にしまりがない
- 唇が厚ぼったい
- 食べこぼすことが多い
- 鼻呼吸ではなく、口呼吸をしている
- 滑舌が宜しくない
口腔機能発達不全症は顎の成長に悪影響をあたえ、顎が小さくなります。その結果として歯並びが悪くなります。また、顎の成長不足により空気の通り道である鼻腔や気道が狭くなり、呼吸がし辛くなります。
口腔機能発達不全症の治療には保険が適用されます。咀嚼、嚥下機能(噛む、飲み込む)もしくは構音機能が十分に発達していない、または正常に獲得できていない15歳未満の小児に対しては保険の範囲内で治療が行えます。