こんにちは
以前は積極的にやっていたのですが、最近やっていなかった位相差顕微鏡という患者さんの歯垢を採取して細菌を顕微鏡でみてリスクを検査できる方法を再度行ってます
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以前やってた時は、なんとなく細菌がいっぱいいるなとか活動性が高いなぐらいしかわからなかったのですが、再度やり始めると患者さんの歯周病のリスクがよくわかるようになってきました
歯周病のリスクの高い患者さんは、ポルフィノモナスジンジバリスという丸くて棘がある細菌やスピロヘータと言って蛇のようにうねうね動く細菌が多いです
清掃性が高く、健康な状態で免疫の状態が良いと細菌が少なく活動性も低いように思います
ブラッシングの状況だけでなく、体調不良や食生活や喫煙などの生活習慣の乱れ、ストレスや疲れによっても違いがあるようです
これは個人的な見解ですが、穀物や野菜をとるなど食事のバランスが良く免疫が良いと歯周病の状態も悪化しにくいように思います
検査することによってその患者さんの状態や、その人にあった歯ブラシや歯磨き粉の処方がわかるようになってきました
これは最近発表された、食事と歯周病は関連があるのではないかという論文です。
ジャンクフードなど、高炭水化物の食事は歯周病を誘発する可能性があり、ナッツやオリーブオイルなど不飽和脂肪酸が抗炎症作用があり歯周病の改善の作用があったとのこと
患者さんをみていても、糖質の高い食事の方は歯垢が粘着を増し、とれにくくなって歯肉炎をおこしやすくなっていると思います
今後の患者さんへの指導にいかせたらよいなと思います
院長